Rich Lab. Blog

「まつらリッチ研究所」の研究の一環で、はてなブログ上にブログを公開。でもなぜか買い物カゴ(要サードパーティCookie有効化)が……。はてブにはそんな機能あったっけ?

コミケ4日目は、はてブで本を買おう

どうもこんにちは。毎度の季節でございました。夏コミで薄い本を頒布しました。 スペースは、8/17(日) 3日目 西き36b「松浦リッチ研究所」でした。……と、「検討!目論見委員会Z」さんのブログと同じことを書いてますが。(過去形で)

コミケ4日目は、『恐怖の』ショッピングカートが暗躍する日!

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Webサービス屋がよってたかって作る技術マガジン

ななかInside PRESS vol.5

2014年8月17日 発行(コミケ86 3日目)

頒布価格:1200円

←表紙
コールドフォイル印刷で女神さまがキラキラ輝く特別仕様

各記事紹介発行元サークルページ

現在、カゴに冊入っています

(Safariをお使いの方はコチラで注文)

コミケ会場で「明日になるとはてブで買えるんですか!? じゃあ明日買います」とおっしゃっていたお客様、お待たせしましたー。手前に設置したカゴに入れるボタンで注文数を決めていただき、ブラウザー底部の「レジへ進む」ボタンをおしてください。

というわけで、この雑誌で特集した記事の一つにある恐怖のショッピングカート「シェルショッカー1号男」がアップを始めました。何が「恐怖」かと言えば、他人のWebページをショッピングサイトに改造し、侵略するからです。このページがそうであるように。

マジメな開発動機

名前に負けずちゃんと秘密結社らしい仕事してるわけですが、いちおうマジメな開発動機があります。それは、

  • ブログしか持たないサークルが気軽に通販を始められたらいいな
  • サークルのお友達が自分のブログで、商品を品評しながら販売手伝ってあげられたらいいな
  • 開発者が用意したテンプレだけで商品紹介が済むお店なんて、流行るワケがない
  • 商品の購買意欲はショッピングサイトで起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ!

といった理由です。既に流行っているブログがあったら、そこに買い物カゴがあれば理想じゃないですか。購買意欲が冷めないうちに……。ショッピングサイトというのはもともと購買意欲がある人が訪れる場所であり、そこで買いたい衝動が生まれるわけではありません。そういうのに向いているのはブログでしょう。しかも商品を推している友達のブログにそのボタンあったら尚効果的。

そう考えると、ショッピングカート開発者自らが商品紹介テンプレとプログラムを実装するなんてとてもバカバカしく思えたわけです。だいたい、開発だってめんどくさいし。

じゃあ、「カゴに入れる」などのパーツのみを提供して貼ってもらえるようにすりゃいーじゃんというのがこのショッピングカートのコンセプト。で、それを悪用(笑)すると、世界中のWebサイトを自分のショッピングサイトと化して世界征服できちゃうわけです。

おのれぇSafariめぇ~

ただ、既知の問題としてSafariだとうまくいきません(自分のWebサイトを改造するのは大丈夫)。これはサードパーティーCookieという技術を使っているからなのですが、Safariはガードが固く、突破できません。(突破できる人、やり方ぷりーず)

そもそもなぜこうしてサードパーティCookieはガードされてるかというと、下図のような洗脳工作が横行しているからなのです。

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ショッピングサイトで商品を物色すると、その後で全く関係ないニュースサイト等に移動しても、広告欄にさっき物色した商品が表示される、という……。こういうことするからショッピングサイト嫌いなんだってば!しかも、購入済の商品まで広告で出てくるし、消耗品ならいざしらず、同じ物2個も欲しいわけないだろっ!!

なので、自前のショッピングサイト開設が手軽になって、そういうショッピングサイトが壊滅すりゃいいなと思ってます。(シェルショッカーの首領が)

ところで、はてブって……

規約上、商売してもいいんだろうか???

さすがに自社サイトをショッピングカートに改造されることを想定した条文はなさそうだ。

まぁ、怒られたら素直にやめるということで、許可を求めるな謝罪せよの精神で頑張ります。



←カゴに商品が入っている時にこのボタンを押せば、レジへ移動します。

「今どきのWeb技術トレンド、多数知れる同人雑誌」出します

どうもこんにちは。毎度の季節でございます。夏コミで薄い本を頒布します。 スペースは、8/17(日) 3日目 西き36b「松浦リッチ研究所」です。……と、「検討!目論見委員会Z」さんのブログと同じことを書いてますが。
コミケ4日目の記事もどーぞ。

女神さまといっしょに、Immutable Infrastructureのおべんきょうしたい

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~Webサービス屋がよってたかって作る技術マガジン~

ななかInside PRESS vol.5

2014年8月17日 コミケ86で初売り

頒布価格:1200円(本体1200円+税0%)
各記事紹介

現在、カゴに冊入っています

(8/18、こちらでも頒布を開始しました)

この本、第7開発セクションというサークルさんが発行しているのです。が、無理矢理「コラボ」ということにさせてもらって、46ページほど当研究所の記事をねじ込ませていただきました。そのうえ「ウチで売らせろー!」と、まるで当研究所の発行物であるかのような取り扱い(ヒドイ)。でも、それには1つワケがあってですね……

『侵略型』ショッピングカートでこの商品を取り扱いたくて

本誌には特集が2つあり、その片方は「(少なくとも)2クセくらいあるショッピングカートを作ったぞ」という記事です。その2クセとは、

というものです。ホラ、ここってはてなブログのはずなのに「カゴに入れる」ボタンとか「レジへ進む」ボタンとか付いてるでしょ(8/18まで使えませんけど)。そのヒミツを語っているのです。しかも、このプログラムを開発したのはシェルショッカーという悪の秘密結社で、彼らが改造と侵略行為を繰り広げるというサイドストーリー付だったりします。

しかし、いくら恐怖のショッピングカートがあるとはいえ、そこに商品がなければ本当に動くことを示すことができません。そしてデモするなら、やっぱり魅力的な商品を置かない手はありません。そこで目を付けたのが「ななかInside PRESS」なのでした。

中身も表紙も、目を付けた甲斐があるというもの

バックナンバー(これとかこれ参照)でCoreutils大全」という連載記事をやったりと、個人的に注目してました。そして読んでみると、耳にするけど良く知らない「気になる技術トレンド」が結構語られている雑誌なのです。ザッと読めば大まかに、じっくり読めばより深く、そのトレンドを知ることできてイイな、と。

さらにイイのは表紙のクォリティーですよ。こういっちゃ何ですが、中身が良くてもイラストやデザインのレベルが低いとガッカリしません? いや中身が良いほど残念でなりません。その点でこの本は満足してます。電車の中でも、職場でも安心して読めますね。しかも、vol.5は特殊な印刷によりキラキラしているらしいです(こんな感じ?)。女神さまカワイイです。

今どきのWeb系技術ノウハウも仕入れておく

もう一つの特集記事のテーマImmutable Infrastructureも興味あります。仮想マシンが普及したのをいいことに、マシンを使い捨てるというわけですか。いゃぁ時代を感じます。バージョンアップを繰り返して得体の知れない環境になって苦しむより、クリーンインストール状態の環境にヒョイヒョイ乗り換えていけるのが一つの利点だといいます。確かにウチにはmake worldしてOSのバージョンを上げてから日本語manが一部文字化けするようになってしまったFreeBSDマシンがあって悩んでたりします。そんな人こそImmutable Infrastructure、というわけですね。自力で調べてやろうとすると挫折しそうですけど、掻い摘んだ手順が書いてあるので挑戦してみようかな。

他にも、気になる記事がちらほら。本誌のキーワードを並べてみると、こんな感じです。

Immutable Infrastructure、Serverspec、Ansible、Vagrant、Docker、Cobbler、Serf、シェルスクリプトアプリ開発サードパーティーCookiePayPal APIFDM式3DプリンタバランスWiiボードOpenSound ControlプロトコルAWSRoute 53、roadworker、マニ車Socket.IO、WebSocket、Engine.IO、HTTP/2クライアント・サーバー(nghttp2、Apache Traffic Server、Google Chrome Canary、Firefox Nightly Build、h2load)、SPDY

個人的には、WebSocketとかHTTP/2とか気になるなぁと。このあたりの話はもうちょっと詳しく知っておきたいです。

というわけで、今度の週末(8/17日曜)のコミケで扱いますので、その日はき-36bへぜひお越しください。ちなみに、同じ島の変態論文(き-16b)も気になっていたり……。 

追伸

第7開発セクションのみなさま、お付き合いさせていただいてありがとうございます。あと、いろいろすみません。コミケでは頑張って頒布させていただきます。m(_ _;)m 

 

「リッチなコンピューター入門」復刻

もうすぐ夏コミ。早く来い来い8/17……、いや、まだ原稿終わってないのでもうちょっと待ってもらいたく。

あのコンピューター工学同人誌が12年ぶりに復刻

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リッチなコンピューター入門

~脱いでもスゴいコンピューター贅肉書~

2002年8月11日 初版発行

頒布価格:500円(本体500円+税0%)

現在、カゴに冊入っています

2002年。当研究所が初めて発行した「リッチなコンピューター入門」を、2014年の夏コミ合わせで復刻します。

じつは今、自作ショッピングカートを開発してるのですが、自らデモを行うには何か商品を用意しなきゃと考えておりました。そこで、コンピューターの仕組みを一から学べる本として人気の高かった本をこの機会に復活させようと思います。

カートのデモに使うなら、コミケで売ってどーする!?

そう思いますよね?

「ショッピングカートはネット販売ツールなんだから、コミケ会場で手売りするなら使いどころがないだろう」

と。でもじつは、このショッピングカートの真価は今後の機能拡張で発揮されるのです。その真価とは、ネット通販と会場(店頭)販売の垣根を取り払うこと。

そのために、会場で売る本書には、ナゾのシリアルナンバーが添付されます。これが、どういう特典をもたらすのかは、たぶん冬コミあたりに明らかになります。

発送は8/18以降になりますが、もしよろしければぜひ予約購入してみてください。

←カゴに商品が入っている時にこのボタンを押せば、レジへ移動します。(カゴに商品を入れるにはサードパーティCookieを有効化する必要あり)